フォト
2007年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

リンク

  • DR650 DOT-N 友の会
    私のメインのバイク、DR650に関しては、恐らく日本で一番情報量の多いサイト

« 生涯最初のヘア・スクランブル 1 | トップページ | 生涯最初のヘア・スクランブル 3 »

2007年5月26日 (土)

生涯最初のヘア・スクランブル 2

連夜エンデューロについて書くつもりだったけど、飲み会と二日酔いとレースの疲れで三日連続して早寝してしまいました。では話を戻すと...

会場のゲートでその日のエントリー費を支払う。キッズクラス、レディースクラスのレースと練習走行が前日にあり、練習も出る場合は500円程割り増しになる。中へ進むとまずはキャンプ場がある。50台超のトランポが停まっており、大半は前夜からキャンプをしていたようだ。家族連れや友達同士、カップルで来ているグループも多い。

今回のレースは年間10レースあるシリーズの4戦目。自分はこれが初参戦。周りのレベルの高いライダーがこぞって参加しているので、レース初心者には壁が高いと思って尻込みしていた。そんな自分の背中を押してくれた人がいる。以前一度だけ一緒に走ったことがあるTさんだ。50台の大柄の人で、以来ネット上のフォーラムで情報交換をしている。息子さんと一緒に毎回このレースに出ていて、いろいろとご存知だ。A,B,C,Dとクラスがあり、Dクラスは初心者の参加も多く、だれでも気軽に出れるといってくれる。それなら自分もできそうだと参加を決めた。

キャンプ場にTさんの姿を見かけ、そばに車を止める。挨拶をして情報交換。Tさんはこのレースの主催団体のメンバーでもあり、今日はレースには出ずコース内でマーシャルをするそうだ。先ほど行ったエントリーとは別に、シリーズを通してのゼッケンを発行してもらう必要がある。会場が広く受付場所がわからないので、Tさんに案内してもらう。

ややこしいのだが、年間を通じてシリーズを運営している団体があり、そこが各地域の地域団体に個々のレースの主催を依頼している。最初に払ったエントリー費は地域の団体に行き、会場費、マーシャルへの手間賃、コース設定にかかるテープやら標識の設置費用などに回る。で、ゼッケンをもらうには、全体を取り仕切る団体へ年会費を収める仕組みになっている。もらったゼッケン番号は年間固定で、コンピュータに登録、管理される。また他に、周回数とラップタイムを自動計測するための発信器を購入しなければならない。これは一度購入すれば次回以降来年のレースにも使えるし、同じシステムを使う他の団体主催のレースにも使えるそうだ。初レースは費用がかかるので大変だが、これで人生が充実するなら安いものだ。

ブースへと歩いていくと、普段は空き地になっている所にもものすごい数のトランポが停まっている。台数にして70~80台位か。中にはトレーラーを引っ張ってきて、本格的なピットを設営しているチームもある。おそらくはまだ名がないプロレースチームだ。規模の大きさに正直驚き、同時に不安と期待を感じる。ドキドキ、ワクワクだ。ブースに着き入会届けと会費、発信器代を手渡す。ゼッケン番号の登録をしてもらい、ゼッケン用ステッカー3組、発信器と缶ジュース(缶ビール?)用保温クッションを受け取る。自分のピットに戻りつつ、他にも来ているはずの知り合いを求めてキョロキョロするが、広すぎて誰も見つからない。結局最後までTさん以外の人には出くわさなかった。後で聞くとやはり2,3人他の知り合いも参戦していたそうで、次回は連絡を取り合う事にする。

ブースまではちょっと距離があり、ピットに戻るまで思ったより時間がかかった。スケジュールによると、15分後にパレードのスタート、さらに1時間後にレーススタートだ。まだバイクをトランポに積んだままだし、着替えなければいけないし、発信器とゼッケンの取り付けもあるしで大変慌てる。Tさんはマーシャルの仕事があるので一足先にコースに向かう。あとはTさんの息子さん、A君が代わりに案内をしてくれるそうだ。レースの段取りがまったくわからないので、ご好意に甘える。ちなみにA君はKTMの125CC2ストに乗る、250CCクラスの常連上位入賞者。歳は聞かなかったが、まだ高校生くらいだ。

ちょっと遅れ気味で準備が整い、パレード会場へ向かう。レースのスタート地点からパレードは始まる。パレードというからには、ピットの前を行列で走り、同行者や知り合いに愛想を振りまくものと思っていた。でも、行列を作るわけではなく各自準備ができ次第各々スタートしてるし、いきなりペースも速い。レースだから、みな気合が入っているのだろうと思いつつ、ピット前にあるモトクロスコースに入っていく。A君はさすがに速い。時折ペースを落としながら後ろを振り返り、自分の様子を気にしている。自分は風邪を引いた影響で持久力がかなり落ちているので、パレードは軽くさっさと済ませ、本戦のため体力温存と決めていた。ところがモトクロスコースを走り終えると、コースはピットから離れ、森へと向かっていく。いくらなんでもこの辺りでコースを外れ、ピットへ戻るものと期待していたが、皆ハイペースのままどんどん先へと進んでいく。ちょっと待て!これではパレードでなく、練習走行ではないか!体力温存したいのに、A君のペースにある程度ついていきたいし、周りのペースにも押され、あまり手を抜けない。そのうちに自分の勘違いでレースは既に始まっているのではないかと錯覚してきた。気の焦りからペースが上がってしまうのを、体力温存と言い聞かせスローダウンする。A君は時折止まっては、自分が追いつくのを待ってくれている。自分の世話を見るようTさんに言われたのだろう。高校生に面倒を見られるとなるとちょっと情けない気もするが、相手は百戦錬磨だ。仕方がない。

どうもこのまま1周走らされそうだ。もう体力温存は諦め、覚悟を決める。事前に聞いた話では、1周16キロ程度。平均時速20キロとして、45分はかかる。一時間耐久レースなので、一時間分の体力しか計算に入れていなかったが、これではほとんど2時間だ。本レースでは普通の人は2周するそうで、パレードを入れ3周、約50キロ。気合を入れて走り続けるには結構な距離だ。などと考えているうちに、最初の難所、「エレベーター」にたどり着いた。

続く

コメント

コメントを書く