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2007年5月

2007年5月31日 (木)

生涯最初のヘア・スクランブル 4

スタート地点ではクラスごとに横一列に並ぶよう案内板が出ている。A級は最前列、ついでB,C,D、最後はレディスのA級。B,Cはさらに年齢別や排気量別の細かなクラスに分かれていて、全部で10クラス程がそれぞれが横一列に並んでいる。レディスのB級以下は前日に既にレースを終えている。A級のみオープンクラスと同じ時間帯に走行する。スタート方式はデッドエンジンスタートと言そうで、旗が振り下ろされたらエンジンをかけ、スタートする。

さて、いよいよレース開始時間だ。旗が振り下ろされ、最前列のA級がスタートしていく。数分の間を置き、次に旗が振り下ろされるとB級250CCクラスのスタート。それが最後のレディスAクラスまで繰り返される。B250クラスには、さっきまで案内をしてくれていたA君がエントリーしている。A君や他のライダーが目の前の第3コーナーを凄い勢いで通過していくのを見る。自分の腕でそんな真似できるのだろうかとちょっと不安になる。自分の周りを見回すと、左隣2台は80CCの2ストで、どう見ても小学生が乗っている。右側をみると自分と変わらない年齢のライダー2人が、それぞれ450CCクラスの4ストバイクに乗っている。自分の150CCの4ストが非力に見えてしょうがない。まあ、実際非力ではあるが。一列前のクラスには今年から発売のCRF150Rがいる。どこまでバイクに差があるのか、できればこの150Rと走ってみたかった。後ろのレディスクラスには、オフ経験が長そうな女の子達。小学校高学年か中学生位に見える。後ろから煽られたらどうしようなどと、さらに不安になる。

前の組がスタートし、自分の番が迫ってきた。あまり緊張はなく、どちらかというと開き直っている。旗が振り上げられる。ギアを入れクラッチを握り、キックに足をかける。旗が振り下ろされると同時にキックを踏みおろす。一発でかかりスタートを切る。が、すぐ隣のおじさんが景気良くアクセルを開けすぎ、いきなりめくれ上がって自分の前で転倒。おっと!という感じでかわすが、順位は真ん中よりも後ろに下がった。ついで逆バンクの1コーナーでは他の張り切りすぎたライダーがアウト側に吹き飛んでいく。観客には見所の多い初心者Dクラスのスタートとなった。

ペースはハイスピード林道ツーなみで、無理すればもうちょっとペースを上げられそうだが、先は長いしコケる程攻めないのがモットーだ。前のバイクに淡々とついていく。150ではやはり立ち上がりで差をあけられる。でも気付くと次のコーナーまでには追いついている。マイルドで扱いやすく疲れにくい。勝てるバイクではないが、そこそこの平均速度を維持できるバイクだ。前のオーナーが社外品のいいリアサスを入れておいてくれた。おかげでギャップもしなやかに、コーナーでは滑る気がせず、ジャンプでも飛び出す時に踏み沈めるとよく跳ね返ってくる。着地では底付きせずちゃんと踏ん張る。モトクロス場に持っていっても、下手をするとKXよりいいかもしれないななどと思っている内に、レースは順位を変えないままウッズへと移っていく。

ウッズに入って間もなく、さっきから後ろをつつかれていたYZ80に抜かれてしまった。一方ウッズランの経験がまだ浅いライダーが、ほとんど止まるようなスピードで走っている。それを1台、2台と抜き、恐らくクラスでの順位は真ん中くらいに上がった。そして魔の「エレベータ」がやってくる。順位を落としてでも迂回するつもりでいたが、うっかり直進してしまい迂回しそこなう。覚悟を決めエレベータに飛び込もうとしたものの、下を見るとむちゃくちゃ高い。高所恐怖症の自分にはやはり無理だ。「だめだー!こんなトコ行けねぇー!!」と思わず叫びながらUターンしようとするが、後ろのライダーから「何グズグズしてるんだぁ!!」的な圧力を感じ、諦めて3メートル下の谷底へと飛び込んでいった。フロントだけ壁に這わせることを意識し、バイクが傾いたと思った次の瞬間、ドスンっという音と共にすでに谷底に着地していた。やってみれば思ったより簡単だ。次いで登り。ヒルクライムはどちらかというと好きな方で、コースコンディションも良いため、登るだけなら楽勝。ただし登りきった直後がまた鋭角に下っている事には気付かなかった。フロントが上がっている状態でアクセルを閉じたので、一気にフロントから落ちる。これには死ぬほど驚いた。幸運にも、この下りはあまり深くなく、バランスを崩しながらも無事クリア。ここでは後ろのライダーにはいろいろ迷惑をかけた。

延々と続くシングルトラックを抜け、そろそろ疲れがを感じ始めた頃になって、やっとでスタート地点が見えてきた。2周目に入る。時計を持ってこなかったのでラップタイムがわからないが、腹時計では30分ちょっとかかった感じだ。3周するには一時間以内に2周目を終えなければならない。ということは、後半飛ばして20分台が出れば、ひょっとしたら3周目に入れるかもしれない。いままではどちらかというと、前後のライダーと仲良く林道ツー気分で走っていた。「レースなんだから攻める」と心を入れ換える。疲れは出始めているものの、体も温まってよく動くようになっている。乗れてきた自分は、ジャンプもバンバン飛んじゃったし、ペースも上げられるようになった。スーパーな状態だ。ふと見ると、ずっと先を走っていたはずの前のライダーが、いつの間にか射程距離に入ってきた。

2007年5月27日 (日)

生涯最初のヘア・スクランブル 3

「エレベータ」とは、高さ3メートルほどの斜面を下り、谷底をクランク状に這って、反対側の斜面を登るという区間。問題は下り、登りの両方の斜面が、ライダーから見ると垂直に見えるほど急な事。エレベータのようなアップダウンをする事からこの名がついた。さらに登りきった反対側は鋭角に下る深さ1メートルほどの窪みになっているという二段構え。フロントを浮かせたり下手にジャンプすると、その後の処置に苦労する仕組みになっている。危険が伴うので、唯一エスケープルートが設けられている。Tさんはこのセクションのマーシャルをやっているので、このどこかにいるはずだ。

連日の晴天でコースのコンディションは超ドライ。 アップダウン系のテクニカルな所は割と好きだし、乾いた路面なら滑って登れなくなるということもなさそうなので挑戦を決める。エスケープコースへは向かわず、エレベータへ直進。下り斜面の手前まで来て、一旦止まってちょっと下をのぞき込む。「待てっ!これって本当に垂直じゃん!」
45度とか60度くらいならいつも平気で降りている。でもこれは、わずかに斜度がついているものの、ほとんど3メートルの崖落ち。実は高所恐怖症の自分は、思わず硬直してしまった。だめだ。後ろのライダーに謝りつつ、Uターンし50センチほど逆走させてもらってエスケープルートに向かう。エスケープルートは「エレベータ」を大きくU字状に迂回、さらに本線との合流手前がシケインになっていて、20秒はロスする。わずかなようだが混戦の場合は4,5台に抜かれる。

エレベータを過ぎ、続けてトレールやウッズを走っていく。ビデオゲームで小ボスが登場するかのように、いくつかの難所がちりばめられている。台形状の大きな窪みが4,5メートル空けて続く「ラクダの背」、頭の高さにある倒木を、走路のみチェーンソーで切り落とした所など。ついにモトクロスコースが見えたときは、やっとかと思ってしまった。スタート地点を通過し、モトクロスコースをもう一周したところに周回チェック用のゲートがあり、そこからコース外へと誘導される。ピットに戻った時には体フラフラ喉カラカラで、トランポに積んでおいた水を1リットルは飲み干した。

A君は相変わらず自分を先導し続けてくれていたが、それで調子が狂ったのか簡単なミスで転倒。右フェンダー周りの部品が壊れたそうで、タイバンドで留めてその場をしのぐ。気付くと、レーススタートまであと15分ほどしかない。体力温存の予定が、休む間もなく動き回っている。A君の修理完了を待ち、若干速めにスタート地点へと向かう。

2007年5月26日 (土)

生涯最初のヘア・スクランブル 2

連夜エンデューロについて書くつもりだったけど、飲み会と二日酔いとレースの疲れで三日連続して早寝してしまいました。では話を戻すと...

会場のゲートでその日のエントリー費を支払う。キッズクラス、レディースクラスのレースと練習走行が前日にあり、練習も出る場合は500円程割り増しになる。中へ進むとまずはキャンプ場がある。50台超のトランポが停まっており、大半は前夜からキャンプをしていたようだ。家族連れや友達同士、カップルで来ているグループも多い。

今回のレースは年間10レースあるシリーズの4戦目。自分はこれが初参戦。周りのレベルの高いライダーがこぞって参加しているので、レース初心者には壁が高いと思って尻込みしていた。そんな自分の背中を押してくれた人がいる。以前一度だけ一緒に走ったことがあるTさんだ。50台の大柄の人で、以来ネット上のフォーラムで情報交換をしている。息子さんと一緒に毎回このレースに出ていて、いろいろとご存知だ。A,B,C,Dとクラスがあり、Dクラスは初心者の参加も多く、だれでも気軽に出れるといってくれる。それなら自分もできそうだと参加を決めた。

キャンプ場にTさんの姿を見かけ、そばに車を止める。挨拶をして情報交換。Tさんはこのレースの主催団体のメンバーでもあり、今日はレースには出ずコース内でマーシャルをするそうだ。先ほど行ったエントリーとは別に、シリーズを通してのゼッケンを発行してもらう必要がある。会場が広く受付場所がわからないので、Tさんに案内してもらう。

ややこしいのだが、年間を通じてシリーズを運営している団体があり、そこが各地域の地域団体に個々のレースの主催を依頼している。最初に払ったエントリー費は地域の団体に行き、会場費、マーシャルへの手間賃、コース設定にかかるテープやら標識の設置費用などに回る。で、ゼッケンをもらうには、全体を取り仕切る団体へ年会費を収める仕組みになっている。もらったゼッケン番号は年間固定で、コンピュータに登録、管理される。また他に、周回数とラップタイムを自動計測するための発信器を購入しなければならない。これは一度購入すれば次回以降来年のレースにも使えるし、同じシステムを使う他の団体主催のレースにも使えるそうだ。初レースは費用がかかるので大変だが、これで人生が充実するなら安いものだ。

ブースへと歩いていくと、普段は空き地になっている所にもものすごい数のトランポが停まっている。台数にして70~80台位か。中にはトレーラーを引っ張ってきて、本格的なピットを設営しているチームもある。おそらくはまだ名がないプロレースチームだ。規模の大きさに正直驚き、同時に不安と期待を感じる。ドキドキ、ワクワクだ。ブースに着き入会届けと会費、発信器代を手渡す。ゼッケン番号の登録をしてもらい、ゼッケン用ステッカー3組、発信器と缶ジュース(缶ビール?)用保温クッションを受け取る。自分のピットに戻りつつ、他にも来ているはずの知り合いを求めてキョロキョロするが、広すぎて誰も見つからない。結局最後までTさん以外の人には出くわさなかった。後で聞くとやはり2,3人他の知り合いも参戦していたそうで、次回は連絡を取り合う事にする。

ブースまではちょっと距離があり、ピットに戻るまで思ったより時間がかかった。スケジュールによると、15分後にパレードのスタート、さらに1時間後にレーススタートだ。まだバイクをトランポに積んだままだし、着替えなければいけないし、発信器とゼッケンの取り付けもあるしで大変慌てる。Tさんはマーシャルの仕事があるので一足先にコースに向かう。あとはTさんの息子さん、A君が代わりに案内をしてくれるそうだ。レースの段取りがまったくわからないので、ご好意に甘える。ちなみにA君はKTMの125CC2ストに乗る、250CCクラスの常連上位入賞者。歳は聞かなかったが、まだ高校生くらいだ。

ちょっと遅れ気味で準備が整い、パレード会場へ向かう。レースのスタート地点からパレードは始まる。パレードというからには、ピットの前を行列で走り、同行者や知り合いに愛想を振りまくものと思っていた。でも、行列を作るわけではなく各自準備ができ次第各々スタートしてるし、いきなりペースも速い。レースだから、みな気合が入っているのだろうと思いつつ、ピット前にあるモトクロスコースに入っていく。A君はさすがに速い。時折ペースを落としながら後ろを振り返り、自分の様子を気にしている。自分は風邪を引いた影響で持久力がかなり落ちているので、パレードは軽くさっさと済ませ、本戦のため体力温存と決めていた。ところがモトクロスコースを走り終えると、コースはピットから離れ、森へと向かっていく。いくらなんでもこの辺りでコースを外れ、ピットへ戻るものと期待していたが、皆ハイペースのままどんどん先へと進んでいく。ちょっと待て!これではパレードでなく、練習走行ではないか!体力温存したいのに、A君のペースにある程度ついていきたいし、周りのペースにも押され、あまり手を抜けない。そのうちに自分の勘違いでレースは既に始まっているのではないかと錯覚してきた。気の焦りからペースが上がってしまうのを、体力温存と言い聞かせスローダウンする。A君は時折止まっては、自分が追いつくのを待ってくれている。自分の世話を見るようTさんに言われたのだろう。高校生に面倒を見られるとなるとちょっと情けない気もするが、相手は百戦錬磨だ。仕方がない。

どうもこのまま1周走らされそうだ。もう体力温存は諦め、覚悟を決める。事前に聞いた話では、1周16キロ程度。平均時速20キロとして、45分はかかる。一時間耐久レースなので、一時間分の体力しか計算に入れていなかったが、これではほとんど2時間だ。本レースでは普通の人は2周するそうで、パレードを入れ3周、約50キロ。気合を入れて走り続けるには結構な距離だ。などと考えているうちに、最初の難所、「エレベーター」にたどり着いた。

続く

2007年5月22日 (火)

生涯最初のヘア・スクランブル 1

ヘア・スクランブルという名のつくエンデューロに出たのは初めてだった。基本的なルールは昔々に参加した耐久モトクロス的なエンデューロと一緒。決められた時間内により多くの周回をより速く走った人が勝ち。違うのは、モトクロスコースでなく森林コースが主体となっていること。モトクロスコースを1週走るとそのまま森の中へとコースが続く。森の中はほとんどが幅1メートルのトレール。バイク走行を前提にくねくねと森を走るダート通で、雨で浸食されたり、加減速で削られたり、ワダチになっていたり、ウォッシュボードになっていたりする。さらに奥に行くと、バイク一台がやっとで通れる程度の木と木の間を縫っていくシングルトラック。で、またトレールと続き、モトクロスコースに戻ってくる。その間に、いくつかテクニカルな難所が設定されてあり、初心者にはちょっと厳しい所には遠回りのエスケープルートも設けられ、初級者から上級者まで楽しめるようになっている。1周16キロくらいだ。

自分は2週間前に高熱を出し、すっかり体力を消耗してしまったので、持久力に不安がある。そのせいもあり、チョイ乗りを除くとろくにバイクにも乗っておらず、全くの練習不足。とりあえずヘア・スクランブルは初出場でもあるので、参加できる一番下のクラスにエントリーした。レース時間は一時間という。短くてホッとしたような、一時間で終わっちゃうんじゃ物足りないような。

ライダーズミーティングは朝7:30から。その前に当日エントリーを済ませたいので、7時には到着していたい。会場は自宅から1時間半離れている、ということは、朝は遅くても5:30に出発したい。前日中にトランポにバイクを積み、主だったギアも放りこんでおいた。後はジャージなどその日の朝に身につけるものとキャメルバッグのみ。で、いよいよ当日。朝はギリギリ間に合う5時を狙って15分寝坊の5:15分起床。実は想定済み。あわててさっとシャワーを浴び、着替えて家を飛び出す。

朝食は朝早くから開いているドーナツ屋に決めていたが、ドーナツより栄養がありそうだという理由で直前にマクドナルドに変更。ところが朝早すぎて最寄のマックはまだ開いていない。道中にある2軒目も開いていなかった。3件目は24時間営業の大型スーパーの中にある。レース中に飲む水を大量に買い込みつつ、マックをのぞくがまだ開いていない。ここでキャメルバッグを忘れてきたことに気付く。いまさら遅い。今日はレース中の給水なしだ。さらにレース会場へ向けて運転していくと、スーパーからそう遠くない所にまたマックがあった。不思議にも何回も通った通りなのに、今まで店の存在に気付かなかった。次回からは直接ここに来よう。

ドライブスルーではコーヒーにミルクと砂糖を入れてくれるサービスがある。自分はミルクのみ、砂糖無しが好だ。マフィンのサンドイッチと一緒にそれを注文した。ところが運転再開して間もなく、受け取ったコーヒーには砂糖が入っていることに気付く。引き返して文句を言うにも、今朝はすでにマックに4回立ち寄ったため時間が押してきてしまっている。仕方なく砂糖入りを口にするが、甘くて飲めたものじゃない。2口3口飲んでやめてしまった。たかがコーヒーでも、朝のコーヒーは既に習慣となっており、待ち遠しく思っていたので、妙に心残りになった。

会場まであと20分の所まで来ると、朝食を取ったせいか腸の活動が活発になり、トイレに行きたくなる。そのまま会場に行って汚い簡易便所で用を足すよりも、どうせだったら手前で止まってきれいなトイレを使いたい。で、会場周辺の何もない田舎町で目に入ったのがまたマック(笑)。一日で、しかも朝だけでマックに5回も立ち寄ったのは、これが最初で最後だろう。せっかくなので砂糖なしのコーヒーを買い、万全の体制で会場へ入ったのであった。

続く。

2007年5月17日 (木)

急きょCRF

今週末はヘアスクランブルという方式のエンデューロレースに出る予定。今週前半は仕事から戻ると、毎日小一時間ずつコツコツとKXの気になっていたところを直してきた。ところがおとといになってKXはホイールベースが規定より短く、どのクラスのレギュレーションにも合わない事がわかった。友人に主催者の知り合いがいるので、一番初心者向けのオープンクラスにKXで出れないか問い合わせてもらった所、正式にダメとの連絡がきてしまった。うーん...、草レースだと思って甘く見ていたが、オープンクラスでもレギュレーションが思いの他厳しい。

で、他にレースに出れるバイクというと、もうCRF150Fしかない。前回のレースで非力さを痛感したので、特にヘアスクランブルには出したくなかった。が、コースは難所も数ヶ所盛り込んだという情報をキャッチしており、短足の私には車高の低さが魅力だ。他にはDR650を急遽レース用に手直しするという手もある。でも、車重、車高、レースには柔らかすぎるサス等、不安要因が多い。しかも唯一の公道走行可のバイクなので、クラッシュした際のダメージは大きい。

というわけで、今日は一気にCRFの気になるところに手を入れた。スパークアレスター不要のレースだそうで、中古で買ったときにおまけでもらったマフラー、FMFパワーコア4を取り付けた。これはもともとはスパークアレスタ付きだったが、走行中にメッシュスクリーンが吹き飛んだそうだ。音は一発一発の音圧が力強くなった。パワー感がどう変わるのか楽しみだ。

キルスイッチの作動不良も直した。ボタンを押しても接点が接触しない事が原因であることを突き止めた。一言で言えば、上げ底をしたことで正常に作動するようになった。他にはレバー、ペダル類の遊び調整。チェーン給油、オイル交換、エアフィルター洗浄は前回走行後に済ませてある。タイヤの空気圧もクラッチもOK。後はプラグを見ておけば十分か。

こんな調子でレース当日まで、徐々にテンションが上がっていくのであった。でも練習不足だし、CRF150Fで250クラスにはパワー負けしちゃうし、ヘアスクランブルというのも初めてだし、「やってやるぞ」という闘志と「端から軽く流すか」というあきらめの気持ちとで葛藤しているのであった。

2007年5月13日 (日)

フルパワーはまだまだ

風邪は治ったけど体力の落ち込みが思ったより激しく、今週は仕事から戻ると何の気力も残っていないような日々が続いた。一日だけちょっと早めに帰ってこれた日があって、KXのオイル交換とクラッチプレートの拭き拭き作業を行った。

’01年KXのクラッチはカバー、スプリングを外すだけでクラッチプレートを取り出せ、すごい作業が楽だ。ちゃんとした作業場でやれば10分かからないだろう。私はボルトを外すとビールを一口飲み、蓋を外してはビールを飲み、とやったので、30分くらいかかった。

’93年式はカバー、スプリングを外した上、バスケットをとめるゴツいナットを外さないとクラッチプレートが取り出せない。このナット、かなりトルクがかかっている上に、普通に緩めようとするとクラッチごと空回りする。クラッチを押える特殊工具が4千円くらいで手に入るようだが、工具を持っていない場合は銅片をウォーターポンプのギヤに噛ませて固定させるそうで、私はそうした。それでも手持ちの工具ではなかなか緩められず、ボックスレンチの柄にメガネレンチをかけ、その上に乗っかって揺さぶって、やっとで緩んだ。

そういえば’93のクラッチ側のカバーはウォーターポンプ周りからキックレバー辺りから全て一体になっていて、冷却水とオイルを抜いてポンプ、キックレバーを外さないとクラッチに到達できなかったが、’01式はクラッチ部分のカバーのみが外せるので、オイルも抜かずに作業ができるようになった。今どき当たり前のデザインなのかもしれないけど、身をもって技術の進歩を体感したりしたのであった。

2007年5月 8日 (火)

まだまだいっぱい

KXの修理が終わり、CRFのグリップ交換も済んだ。エンデューロではシッティングポジションが多かったので、ついでにレバーやペダル位置をシッティングポジション用に再調整しおいた。で、今日までに気付いた細かな問題点を、どちらかというと自分のメモ的に挙げておく。

KX

-またクラッチプレートがくっついたままになり、クラッチが切れなくなった。 → 今度クラッチをばらし、プレート一枚一枚のオイルをふき取り、オイルを違うブランドに変えてみよう。

-シフトペダルの位置調整を忘れている。

-フロントタイヤのチューブ交換をした方が良い気がする。そういえば、パッドも残り少ないんじゃないかな。 → また金がかかる orz...

-リアチューブも見といた方がいいかなぁ。リアタイヤ、硬いから嫌なんだよな。

CRF

-キルスイッチの接触不良。

-リアタイヤ、レースに使うには寿命。

-オンタイム制のレース用にエンデューロコンピュータを取り付ける? → そういえば安売りしてたな(悩)...

と言うわけで、2週後に性懲りも無くまたレースに出ようかと思い始めた次第です。今度はヘアスクランブルというヤツ。最近のレース事情に疎い私は、一体どんな内容のレースなのかもよく理解していない。風邪で体力がゼロまで落ちで、バイクもまだまだできていない。かなり準備不足なのに、本気で出るつもりなのかと自分でも疑ってしまう。エントリは当日だから、ギリギリまで迷うつもり。2時間コースと3時間コースがあるそうで、どうせなら長い方が楽しめるかなと(ォィ)。

2007年5月 6日 (日)

風邪

先週末から長男が熱をだし、直ったと思ったら長女が熱を出した。その翌日自分とかみさんも熱を出し、一家揃って寝込んでしまった。

今回は熱が40度に達した。久しぶりに真剣に寝込んでしまった。つらいのはかみさんも寝込んでいるので、だれも看病できないこと。ろくなものも食べず、ほとんど24時間寝て過ごした。翌日は微熱と頭痛が残る程度まで回復。でもとてもじゃないけど、今週末はバイクどころではないのであった。

2007年5月 4日 (金)

馴らし終了

どうも体調が良くない。

仕事から戻るとエネルギーが全く無く、眠くなるまで無気力。朝もなかなか起きれず、やっとの思いで仕事に出る。職場では忙しく動き回っているうちに、あっという間に5時になる。でも、考えてみると集中力が落ちている気がする。

風邪のような症状もないので、飲み過ぎか疲れかと思っていたら、今夜になってノドの痛みと関節のダルさを感じるようになった。やはり風邪の引き始めだったようだ。ちゃんとビールでアルコール消毒をしておこう。

と、延々とブログアップをサボった言い訳をしていたわけだが、あまりサボっちゃうとそのまま全く更新をしなくなっちゃいそうなので、体調不良の原因がわかってすっきりした所で、まだ書き終わっていなかったkXの馴らしの話をまとめておく。

知り合いの所でXR70をいじっては乗り回しながら、それを子供が乗っているうちにKXの馴らし運転をした。手元のサービスマニュアルによると、レースのような激しい乗り方をする場合は次の5段階の馴らしを行うそうだ。

1.暖機をして十分暖まったらエンジンを止め、完全に冷却させる。

2.暖機後アクセル開度半分以下で10分間乗り、エンジンを止めて完全冷却。走行中は同じ回転数に固定しないこと。

3.2と同じ。ただし20分乗る。

4.エンジン腰上をバラし、シリンダ、ピストンにある傷などを#400~#800のサンドペーパーでおとし、再度組み付ける。

5.2と同じ。ただし30分乗る。

これって4以外は楽勝だが、4はほとんど腰上O/H。遊びで乗るレベルなら4は飛ばしてもいいそうだが、この間のエンデューロのリタイヤが熱く、ちゃんと4もやる事にした。

アクセル半分以下というと、丁度パワーバンドに入る手前くらい。ギアがクロスなためか2速でも3速でも吹けてしまう。4速でオーバルコースを回る。驚いたのは、トルクが結構あって、コーナリングも立ち上がりも4速のままで十分行けてしまうこと。100CC化かKIPSか、それとも両方の効果なのか。うれしい誤算。

で、腰上をバラす。シリンダを外すときにKIPSがフレームに当たるので、シリンダをそのまま上に引っ張りあげても取り外すことができない。エンジンマウントボルトを全て外し、スウィングアームのピボットシャフトを緩め、そこを軸にクランクケースを上に持ち上げると、やっとでシリンダとフレームが干渉しなくなる。最初に組み付けた時にいろいろ苦労したので、ポイントはもうわかっている。バラして念入りにサンドペーパーがけして、再度組み付けが完了するまで、のんびりやって2時間で終わった。原っぱの真ん中に布一枚敷いての作業の割にはまあまあだったかななんて思っている。

馴らし作業が全て終わったのは7時前。子供が腹をすかし、文句っぽくなっている。かみさんからも、一体いつ帰ってくるのかと携帯にメッセージが残っている。いそいそと原っぱのオーナーさんにお礼を言って、そそくさと家に戻ったのでした。

2007年5月 2日 (水)

XR70を改!

KX80改100の馴らしをしにいった。原っぱの地主さん御一家と知り合いで、そんなに広くないながら小さなオーバルをクルクル回らせてもらえる。馴らし運転には丁度良いと思い、多忙のかみさんを置いて子連れで遊びに言った。馴らしの話は次の機会にするとして、そこにはXR70がおいてある。クラッチなし3速ギアのモデルで、一番下がニュートラル。今日はこのXRのフルパワー化と、それにうちの子供を乗せてオフロード走行スパルタ教育(?)をすることもメニューに含めた。

XR70は小学校2~5年生くらいの大きさの子供を対象にしているんだと思う。でも、大人が乗ってもちゃんと走る作りで、70CCのオモチャバイクにXRの名を付けたのではなく、XRを70CCという制限を付けて作ったと言うにふさわしい。実際私も子供のように走り回ったり、ウィリーの練習をさせてもらったりと結構活躍している。

で、フルパワー化のメニューは、メインジェットの番手を思い切って上げることと、ジェットニードルのクリップ位置を1段下げること。そして、マフラーの吹けを良くすること。メインジェットは2種買っておいた。最初につけた大きい方の番手ではちょっと濃すぎたので、一段小さい番手に交換。念のため買っておいて良かった。ジェットニードルのクリップを付け替えキャブをバイクに組みつけると、なぜかオーバーフローが止まらない。再度キャブをばらしフロートバルブを外して見てみるが、特に異常はない。仕方なくバイクに組み付け直すと自然と直った。多分ゴミでも噛んでいたんだろう。スパークアレスタはエンドキャップと一体構造で、ボルト3本で簡単に外れる。外した後はエンドキャップが無い状態なので、マフラーの後端がどうも格好悪い。後日スパークアレスタ付き高容量型のエンドキャップに取り替えてやろう。以上、作業終了。

エンジンを始動すると、70CCとは思えないような太い排気音に変わっている。さすがやせても枯れてもXR。で、子供が乗る前に自分が試乗。子供の安全を確保するために、自ら進んで試験台になるわけです。うそ。楽しそうなオモチャを子供に先に渡すわけがない。変更前は、2速に入れるとトルクの谷にはまり速度が乗らない。3速に入っても伸びがない。変更後は2速に入れてちょっと谷はあるが、その後がんばって加速するようになった。3速もそこそこ回るようになり、気がつくと70CCにしては結構速度が乗るではないか。気がつくとヘルメットの中でニコニコしている。ギャップをきっかけにフロントをあげたまま荒れた区間を通過するなど、大きいバイクではなかなかできなかった事もなぜか自然にできてしまう。車体が小さく、重心移動の効果がでやすいんだろうか。いや、子供以上にたっぷりと楽しんでしまった日なのでした。

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